| ついに「待ったこの日」がやってきた! “ポップス黄金時代”を再現するために“完全復活盤”を引っさげて10年ぶりにシーンに舞い戻ってきた天才音楽家ブライアン・ウィルソン。ソロでのフル・アルバムとしては2枚目(1995年にセルフ・カヴァー集「I
JUST WASN'T MADE FOR THESE TIMES」、ヴァン・ダイク・パークスとの「ORANGE
CRATE ART」を発表している)の待望の最新作「イマジネーション」はどんなに期待をしても決して裏切られることはないポップス・ファンの待ち焦がれていた“あの”懐かしいサウンドで埋め尽くされていた。ブライアンの求めていたポップ・ミュージックは正しく我々の求めていたポップ・ミュージックだったのだ。CDプレイヤーの再生ボタンを押すと“ここ”は1965年“ある晴れた夏の日”だ。カリフォルニアの青い空が見える清々しいハーモニー、あのゴールデン・ビーチ・ボーイ・サウンドに包まれてリラックス・ムードで居心地良さそうに歌うブライアンがいる。ああ、なんと素晴らしい世界なのだろう! 収録曲すべてがマスターピース。2曲のセルフ・カバーを含んでいるが敢えて入れる必要があったのかと思わせるくらい新曲の完成度は高い(入っていることに文句があるわけでは決してない)。キーワードは「イノセント」、ポップスへのこだわりと愛情に溢れた完璧主義のブライアンらしい完全無欠のポップ・チューンのオン・パレードだ。どこまでも前向きな歌詞は大きな感動を与えてくれる。これを聴けば必ずしも「ペット・サウンズ」=ブライアンではないということが再確認できる。これを聴かなきゃ今年の夏は始まらない。 |