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今回は、最も「粋」なブリティッシュ・ロック・バンドの2CDをご紹介しましょう。全60曲!! ちょっと長いけど、読んで損は…ないよ!(多分^^;;;)
サイケ・コンピ良かったもんだから、最近「ブリティッシュ・ロック」を開拓しようと思っているのですよ。とかいいながら、サーチャーズのベスト盤を紹介しちゃうところが私らしいでしょ。このCD何かすっごい気に入っちゃってるんだよね。楽しめてるんだよね。これ、イギリスのシーケル・レコーズからひっそり?再発されていたパイ・レーベルのヒット曲、隠れた名曲が余すところなく収められた究極のアンソロジー。シーケルといえば、好評「RIPPLES」シリーズで有名?になってしまい、もっとマイナーなアーティストの曲のが大々的(ってほどでもないか)にショップで売られているという状態になっているが、基本が大事なんではなかろうか…。 |
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| さて、サーチャーズは1960年に結成され、63年にデビューしたリヴァプール出身の4人組マージー・ビート・グループ。後追いの皆様、よく名前は聞くが実体は知らないって感じじゃないでしょうか。資料がなくてねぇぇ、困ってます(苦笑)。なんで、バイオより、独断と偏見を優先(笑)。私はどうしてもサーチャーズの曲を聴いているとエヴァリー・ブラザーズを聴いてる錯覚に陥ってしまう。彼らの代表曲(「恋の特効薬」とか「ピンと針」)しか知らない方には「えー?」っと言われそうだが、よく聴くと、サウンド作りというのか、音量というか、声量というか…、「雰囲気」そっくりそのまま同じなんだよね。私はエヴァリーの大ファンなんで、そう気づいたら放っておけない。昨日なんてぼーっと聴いてたらエヴァリー・カバー曲を本当のエヴァリーの曲と勘違いしてしまったではないか(ただボケてただけか…)。エヴァリーの曲やるイギリスのグループなんて珍しくも何ともなく、彼らもそういうタイプであることは、もちろん認識していたが、普通ありきたりカヴァーというのは、そのグループ自体の特徴を無くしてしまう恐れがあるのに、彼らの場合、それが見事「際だった個性」になっているので、もっと多くのロック・ファンを魅了してもいいんじゃないかと思う。DISC1の初期では、シンプルでフォーキーなマージー・ビートを上品にスマートに決める彼ら。なんとクールなのだろう。聴き心地は爽やかだが、サウンドは「ポップ」というより、「ロック」なのである。そこが、同じエヴァリー系のピーター&ゴードンとの違い。その分、より「ロック」のパイオニア、エヴァリーに近いと思わせるんじゃないかな。しかし、DISC2の中後期では、ぐっとメロディアスになり、清らかなハーモニーの聴けるソフト・ロックに近いサウンドになるので、その辺の好きな方も注目して欲しい。ま、60年代中後期のエヴァリーもハーモニーがよりジェントリーになるソフト・ロック風な曲があるので、そんなとこもしっかりフォロワーやってたりするんだよね。 |
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| では、収録曲を見ていきましょう。DISC 1、1曲目は、ポジション的に(笑)、誰でも分かる彼らのデビュー・シングル。本国でbPを記録し、幸先の良いスタートを切った。オリジナルは“アメリカ”のドリフターズ。2はドリーミーだがなぜか間奏ギターがサーフィンしてる?この曲のB面。3から5はアルバム「Meet
The Searchers」の収録曲。ノリの良い3はシングル・カットいけそうなグッド・ナンバーだ。6は日本でも「恋の特効薬」なる邦題で親しまれる彼らの代表曲。何と小粋にリメイクしたのだろう。イギリスでは先のアルバム収録曲だが、アメリカでシングル発売され、65年に全米チャート最高3位を記録した。オリジナルはアメリカのR&Bグループ、クローヴァーズ。8は私の間違えたエヴァリー・ブラザーズのカヴァー曲で、先のアルバム収録曲。9はシングルで、英国では2位の大ヒット。彼らのプロデューサーでもあったトニー・ハッチ(クレジットはNightingaleとなっているが…)のペンによるアップ・テンポでキャッチーなナンバー。10は9のB面で、「聖者が街にやってくる」のマージー・ビート版・カヴァー。11〜14までアルバム「Sugar
And Spice」収録曲で、私のお気に入りはメンバーの共作と思われる軽快な11、超エヴァリーしてる13。15も代表曲で大名曲、日本でも「ピンと針」の邦題で親しまれる全米初ヒットで最高13位を記録したシングル(英1位)。そのB面16もゴキゲンなナンバーだ。17も全米で大ヒット(最高16位)を記録したシングルで、なんて繊細なの!ってなシンプル・フォーク・ロック。19〜23はアルバム「It's
Fab! It's Gear! It's The Searchers」収録曲。G.グールドマン風(つーかHH5「ノー・ミルク・トゥデイ」似、ホントはバカラック作))19いいね。何と言っても23が素晴らしい、超好み。静かに、でも激しく私の心を揺さぶるメロウなマージー・ビート、また運命感じてしまったではないか!!!(もしかして、これスペクターからんでる?) 。24はヒット・シングルで全米チャート最高33位、(英11位)を記録。27も名ビート・ポップと呼べる全米チャート最高35位、(英3位)。アメリカの女性シンガー・ソングライター、ジャッキー・デシャノンのカバー。B面の28はオリジナルのようだが、なかなかの佳曲である。29は隠れた名レイン・ソングで美しいバラード。アメリカでは「Love
Potion No.9」の次のシングルだったが、最高29位の中ヒットだった(英20位?)。DISC2、1〜7までアルバム「Sounds
Like Searchers」収録曲。1,6はアメリカのポップ・ヒット・メイカー、ジェフ・バリー&エリー・グリニッジのポップな作品。バカラック&デイヴィッド作3が良い。7は全米チャート最高21位の好調ヒットだが、個人的には幻想的な感じの全米チャート最高79位しか上がらなかった8の方が名曲と思う。全米チャート最高76位(英20位)だがフォークづいてるP.F.スローン作の12も彼らにはピッタリ。14〜18まではアルバム「TakeMe
For What I'm Worth」収録曲。なんといっても注目はロネッツのカバー16でしょうか。なかなか可愛い出来でベリー・ナイス。15もジャッキー・デシャノンの曲ですが、エコーの聴いたスペクター・サウンドっぽい佳曲だ。19の作者に注目!なんとJagger/Richardsである。そう言われればそうかな、といった感じもする作風(??)。英のみトップ30にチャート・インしたシングル。21はこれも同じブリティッシュ・ロック仲間ホリーズのオリジナルで、彼らのアルバムに入ってる曲だが、シングル・リリースしたのはサーチャーズ。全米チャート最高94位(英、不明)という超マイナー・ヒットだが、非常にキャッチーでフレッシュな名ポップ・チューンだ。かのエヴァリーもカヴァーしてたよーな。23はメランコリックな曲調のしみるミディアム・テンポのバラード・シングルだが…、英米ノー・チャートという残念な結果に終わる。25はアメリカのファイヴ・アメリカンズというポップ・グループの大ヒットのカバーで、彼らがやってもバブルガム調の明るく軽快なグレイト・ポップ・ナンバーだったが、不発。B面26も良い曲だったのに…。27はついにパイ・レーベルでのファイナル・シングルとなってしまったポップともロックとも言えない意味深な意欲作(サーチャーズのメンバーのオリジナル)であったが、無念にもノー・ヒット。今回はチャートの記録を出来るだけ明確に書いてみたが、彼らの全盛期は63年〜65年であり、ブリティッシュ・インヴェイジョン「初期」のグループと言える。因みに、Disc1
1-14まで1963年、15-30まで1964年、31,32, Disc2 1-18まで1965年、19-22まで1966年、23-28まで1967年にそれぞれリリースされている。 |
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| 彼らはカヴァー曲が殆どなので、そのせいで過小評価されているのだと一般に解釈されているが、本当にそうならあんまりではなかろうか? カヴァーであってもそのサウンドが「魅力的」であれば、何の問題もないはず。このアンソロジーを聴けば、センスの良さ、リアレンジのコツ等、彼らのずば抜けた才能が理解できるはずだ。また、時々出会える自作曲もカヴァー曲同様以上に聴き応え充分であることも、もっと多くのロック・ファンに気づいて欲しい。軟弱だなんて言わせないわよ!
全60曲!!! 音質バツグン!!! すごいボリュームだけど、聴いて損は…ないよ!(絶対^-^v)。 |
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