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| 今回は60年代ブリティッシュ・サイケ・ロック・サウンドの魅力がたっぷり詰め込まれたオムニバスCDをご紹介します。 |
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| このコンピ、VOL.3となっているからにはVOL.1, VOL.2もあるのだと思うのだけど、置いている店を見つけられず、SEE
FOR MILESのカタログにも見当たらず、もはや廃盤?の可能性大。数多く発売されているサイケデリック・ロック系コンピの中でも抜き出て内容の素晴らしいコンピなだけに非常に残念だ。で、こういった廃盤CDは紹介しても意味が無い(入手できない)ので控えようかと思ったのだが、あまりにも感動してしまい(5★)、感動覚めやらぬうちに(というか一過性の可能性大なマイ・サイケ・ブームを記念して^^;)書いておこうと思う。これは、タイトルで分かるようにビートルズの「REVOLVOR」あたりの影響で発生したと思われる60年代後半のブリティッシュ・サイケ・サウンドから選りすぐりの名曲、名演を収録したオムニバス。知名度的にはB級だが、サウンドは超A級。ヒット曲大好きな人にも馴染みやすく、最初耳障りに聞こえても、じっくり聴くと以外にメロディアスでグッときてしまう奥深い音楽だ。 |
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| さて、それでは不思議な雰囲気に包まれた偉大なる?ブリティッシュ・サイケデリック・トリップにさっそく出かけてみよう!!
特に良かったのを挙げてみると、ノッケ1が"Welcome
to the Greatest Psyche Pop World"と出迎えてくれる名曲で、一気に引き込まれる傑作サイケだ。Tomorrowはソロでも活躍しているKeith
Westを中心とする5人組で、この曲が1967年デビュー・シングルであった。18は「Tomorrow」というアルバムに収録されたビートルズのカバーだが、オリジナルに忠実で良い出来だ。2はサイケ色はそれほど濃くないキャッチーなポップ・チューン。Idle
Raceは新加入メンバーのJeff Lynnをリーダーとするグループで、ジェフ加入前はMike Sheridan & The
Nightridersと名乗っていた。名盤「Birthday Party」からのシングル・カット曲。3は哀愁を帯びたドラマティックな雰囲気が日本人のハートを魅了する佳曲。Love
Sculptureはほとんど馴染みないと思うが、あのDave Edmondsが在籍していたといえば親しみ沸いてくるだろう。Edmondsの過激?なギター・プレイにシビレさせられる24の「Sabre
Dance」も一聴の価値ありだ。とにかくスゴイ、スゴ過ぎる、なんじゃこりゃー??!! あのハチャトリアンの「剣の舞」のギター・インスト・カバーである。この人ってハード・ロッカーだったんですかねぇ。4も陰鬱なメロディーが非常にイギリス的で気に入る人は気に入るだろう。7は有名なロック・オペラで大作だが、個人的には子供の歌うパートが邪魔でここだけ好きじゃない。9、21のLemon
Treeはバーミンガム出身の5人組という以外何物なのかよく分からないが、個人的には「9」がこのコンピのハイライト!!と言いたいくらい最高に好みのポップ・チューンであった(次点はもちろん「21」)。出会えてよかった、感激の雨霰…v(^O^)v。フラワー・ポップスと称されているが、私はこの「フラワー」なるサウンドがどーゆーものかよく分からないので、自分の言葉に直させていただくと、トニー・バロウズあたりが歌いそうな良質のブリティッシュ・バブルガム・クラシックス。躍動感のある軽快なビートにキャッチーなメロディーをもつ(そして元気!)何ともポップス・ファン殺しの作風である。因みに「21」がデビュー・シングルで、「9」がセカンド・シングルらしい。サード・シングルは?
アルバムは?ってなとこだが、多分無いんだろうな…。10,20のThe Godsは打って変わってヘヴィーだ。後にToe
Fat, Uriah Heepを結成するメンバーが在籍しておりパワフルなヘヴィー・ロックが持ち味で、ビートルズのカバー20の演奏は非常に素晴らしい。オリジナルを超えたといっても過言でないだろう。11は「We
Are The Moles」と言われても正体不明だが、サウンドは実に面白く、まるでビートルズの「I Am
The Walrus」のパロディである(この曲を知らない人は決して楽しめないであろうが)。冷静に聴くと意味なしとしか思えないがこういうサウンド・イコライジングは芸術性を感じる。13,19のThe
Pretty Thingsはこの中では1番有名であろう。両方ともサイケデリック・ロックの名盤「S. F.
Sorrow」(セバスチャン・F・ソロウなる人物の数奇な運命を描いたコンセプト・アルバム)収録のナンバーだが、単独で聴いても良いものは良いのだが、どうせならアルバムで聴くのをお薦めする(ViViD/VSCD-2796(1))。ザ・フーの「トミー」やキンクスの「アーサー」に影響を与えたロック・オペラの先駆的作品だそうである。ま、参考になるとも思えないが、この辺が私が聴いて目ぼしいと思う曲である。 |
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| 「サイケデリック・ロック・ワールド」はほとんど初体験だったけど、私は間違っていたんだね。ドラッグやってる人たちのクレイジーな音楽っていうイメージだけで避けたり、「サイケ=難解なメロディ+意味不明な効果音」と解釈して、まともなポップ・ミュージックと思ってなかったなんて^^;;)。このコンピの絶え間なく続く、聴き応えのある意味深サウンドは嬉しいショックの連続。また1つ趣味の領域が増えたのは困りものだが、1965−1970に生まれたポップスは今聴いても斬新でイキイキしているってことを裏付ける進歩的な芸術作品に打ちのめされたのは良い体験だった。良い曲探しのトリップはまだまだ終わらない…。 |
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