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| 今回は、「世界で1番ポップな夫婦」キャプテン&テニールのベスト盤を紹介させていただきます。 |
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| 「世界で…」というのはもちろん私の勝手な独断と偏見で、悪しからずといったところなのですが、彼らのヒット曲を1つでも聞いたことのある人はきっと頷いていただけたハズだと信じている。明るくハツラツとしたポップ・チューンからしっとりと雰囲気のあるバラードまで粒ぞろいの作品群、その幅広い音楽性で70年代半ばから80年代始めにかけヒット・チャートの常連だった。大衆的(子供から大人まで安心して聴ける)ポップスが特徴ということや同じレコード会社(A&M)ということで、彼らはよく同系統のカーペンターズと比較されていた。全盛期、この2グループはほぼ同格の活躍ぶりであったのに、シビアにサウンドだけ取り上げて、この2組を評価するにあたり、現在のこの扱われ方の違いはどう考えても納得できない。近年カーペンターズの曲が次々CMやドラマで使用され、注目の的となり騒がれれば騒がれるほど私の中ではキャプテン&テニールの存在は大きくなる一方で、あんな風にメディアにさらされ、猫も杓子も状態にしたくないと思うと同時に、彼らの残した素晴らしい作品も何とか良識のある若い洋楽ファンに知ってもらいたいと熱望してしまう。そんな複雑な(?)感情から自己満足以外の何物でもないこのHPで紹介させてもらうことにした。もちろん“謎の洋楽ファン”がこんなところでワーワー言っても世の中何も変わらないことは分かっている。 |
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キャプテン&テニールについて少し説明しよう。キャプテンことダリル・ドラゴンとトニー・テニールの男女デュオで、キャプテンというアダ名は二人がビーチ・ボーイズのツアー・メンバーとして活動していた時期にマイク・ラヴに付けられたものである。結婚を経て1975年にA&Mよりカーペンターズの夫婦版といったキャッチフレーズでデビュー。直後に全米bPヒットを放ち、飛ぶ鳥を落とす勢いでいきなり全盛期を迎える。キャプテンはインストゥルメント、アレンジ、プロデュース、テニールはヴォーカル、ソングライティングをそれぞれ担当。
続いて“スクラップブック”というステキなタイトルを付けられたベスト盤収録の中から注目曲、個人的にお薦めの曲をピックアップして紹介しよう。1は邦題「愛の証し」で1980年に彼らにとって2回目の全米bPを記録したムーディーなスロー・バラード。トニ・テニール作。2は邦題「小さな愛」で恐らくヒット曲ではないが魅力的なミディアム・バラードだ。3は邦題「こんなのってはじめて」(!)結構キワドイ歌あるんだよな、この人達。1978年全米チャート最高8位を記録したニール・セダカ(&ハワード・グリーンフィールド)3部作の完結編(?)。4は邦題「ロンリー・ナイト(天使の横顔)」これもセダカ&グリーンフィールド作パート2、爽やかなミディアム・ポップ・チューンで1976年全米チャート最高4位を記録。7もテニール作で1同様彼女のアルト・ヴォーカルが魅力のしっとりしたバラード。8は邦題「愛ある限り」。セダカ&グリーンフィールド作パート1であり、彼らの代表曲で1975年4週連続全米bPに輝いた完全無欠のポップ・チューン。コーラスのカッコ良さなど脱帽する出来栄えだ。8、4、3の順に聴いてみよう。11はスモーキー・ロビンソン&ミラクルズのカヴァーで1976年全米チャート最高4位を記録した。明朗で温厚でかつシャープなアレンジは8に類似している。12もそれほどのヒットではないが穏やかなバラードで非常に心地よい。14は邦題「君こそすべて」。テニール作で1975年に全米チャート最高4位を記録した甘美なバラード。それにしてもこのCDの曲順って一体何を規準にしてるんだろう?! 曲紹介は以上で終了だが、本CD未収録で1曲1976年全米チャート4位を記録した「マスクラット・ラヴ」という大ヒットがある。なぜ入ってないのか不思議だ。このCDは“スーパー・ナイス・プライス1400”というのが“売り”のようで1400円とかなり安いのが魅力だ。楽曲は素晴らしく、音質も良好、しかも歌詞付きである。さぁ、買いに走ろう! |
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| 1970年代を代表する彼らのサウンドには明るさ、穏やかさ、しなやかさ、強さ、優しさすべてが丁度良くブレンドされている。少なくともカーペンターズのCDを愛聴されている貴方にはその魅力を充分理解していただけるはずだ。 |
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